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「働き方の損益分岐点」から学ぶ「給料」と「商品の価値」

こんにちは。

「人生格差はこれで決まる 働き方の損益分岐点」という本を読みました。

この記事では、この本から「給料」と「商品の価値」についての考えを抜粋します。

 

Voicyの番組ランキング一位に君臨するサウザー氏(@Fist_of_Phoenix)のブログにて、参考書籍として取り上げられたこの本。

通ずるところがたくさんあり、面白かったです。

 

まずはどのような本なのかについて。

「働き方の損益分岐点」ってどんな本?

本の裏の商品紹介を抜粋します。

なぜ、日本人はしんどい働き方から抜け出せないのか!? 金持ち父さんとマルクスが共通に指摘しています—。ラットレースのようにギリギリまで働いても、裕福にはなれないという資本主義経済のルールがあると。将来への不安と格差が広がる社会で確固たる基盤を築きたいなら、いますぐ働き方の再定義が必要です。定年も関係なく生き生きと豊かに暮らすために、自分資産をためる方法を、人気ビジネス書作家が伝授します。

 

章の目次は以下の通り。

  • はじめに しんどい働き方は根本から変えていこう
  • 第1章 あなたの「給料」は、なぜその金額なのか?
  • 第2章 あなたは、「利益」のために限界まで働かされる
  • 第3章 どうすれば「高い給料」をもらえるようになるか?
  • 第4章 年収1000万円になったあなたには、「激務」だけが残る
  • 第5章 何をすれば「自己内利益」は増やせるのか?
  • 第6章 経験を生かすには、どういう「働き方」を選択すべきか
  • おわりに 働き方を変えて、生き方を変えよう!

 

それでは中身に入っていきます。

給料は「明日も同じように働くために必要な経費のみ」

多くの日本の企業では、給料は「必要経費方式」で決まってます。

企業からすれば「生きていくのにこれくらいお金がかかるから、その分を給料として渡そう」という感じです。

ここでの、「生きていくのに」というのは、「あなたが明日も同じように働くために」という意味です。

マルクス経済学ではこれを「労働の再生産コスト」と呼びます。

簡単に言うと、「もう一度同じことをするのに必要なお金」です。

 

例えば、ぼくが一日労働者として働けば、おなかが減ります。

ここでかかるのが食費A円。

働いたので休む場所が必要です。

ここでかかるのが家賃B円。

毎日綺麗な服を着なきゃいけないので、洋服代が要ります。

ここでかかるのが洋服代C円。

これだけで考えると、A円+B円+C円になり、この金額から給与の基準が決まります。

 

ぼくがどれだけ仕事を頑張ったかとかどれだけ成果を上げたかは考慮されず、それらは給与の基準を決める要素には入ってきません。

 

「働き方の損益分岐点」では、やはりマルクスの「資本論」を参考に解説しています。

ここでは、「使用価値」と「価値」というキーワードについて紹介します。

 

「使用価値」と「価値」は超重要キーワード

「使用価値」と「価値」という言葉を知らずして、給料の構造を理解することはできません。

 

<使用価値とは>

『資本論』では、「有益性・有用性」という意味で「使用価値」という言葉を使っています。「使用価値がある」とは、「使ってみて意味がある、何かの役に立つ」という意味です。

ぼくたちが普段使う「価値」という言葉は、資本論において「使用価値」のことを指します。マルクスは、「非常に役に立つ商品」を「使用価値が高い商品」と表現しています。

しかし、資本論において、「使用価値」と「価値」は別物です。

<価値とは>

『資本論』において、「ものの価値」は、「それを作るのにどれくらい手間がかかったか」で決まります。つまり、「労力がかかっているもの」「人の手がかかっているもの」が「価値を持つ」のです。

資本論では、「人の手がかかっているもの」のみに「価値」があります。

ぼくが10分で作った折り紙よりも、ぼくの友達が4人で1300時間かけて作ったほうが「価値が高い」です。

しかし、ここの「価値の大きさ」は商品が有益かどうか、自分にとって嬉しいかどうかは全く関係ありません。

マルクス的に言えば、「空気」には人の手がかかっていないので、「無価値」です。

「価値」とは、単純にそこに「人の手がどれくらいかかっているか」で決まります。

価値を左右するのは「社会一般の平均」

マルクスは、『商品の「価値」の大きさは、「社会一般的にかかる平均労力」で決まる』と言います。

 

商品の価値は、個別の事情によって決まるのではなく、「その社会で平均的に考えて必要な労力」で決まるということ。

 

例えば、ぼくは塾講師のアルバイトをしていますが、会社は学年によって時給を変えています。

それは、「高校生だったらこれくらいの労力」などと社会一般的に必要とされている労働量が想定されています。その労働量が「商品の価値」とみなされます。

商品の値段は「価値」をベースに決まる

そして、商品の「値段」は、その商品の「価値」を基準に決まります。

 

一般的には、商品の値段は「需要と供給の関係」で決まっていると言われてますが、価値が高い商品は、値段が高くなり、価値が低い商品は、値段が安くなります。

 

需要の大きさは、消費者がどれだけその商品を欲しがるかで決まり、消費者がどれだけその商品を欲しがるかは、その商品がどれだけ有益化で決まります。

簡単に「需要と供給の関係」や「使用価値」も、商品の値段に影響を及ぼしています。

 

 

本では、「ビル」と「鉛筆」を例に挙げています。

両方とも自分にとって欠かせないものだとしたら、どちらも「使用価値」が高いということ。

しかし、「ビル」と「鉛筆」が同じ値段になることなんて絶対にありえません。

その理由が「価値」であり、その価値の差が商品の値段の差になるということです。

 

 

そして、使用価値が高く「需要が供給よりも大きい」場合は、その「基準値」から値段が上がっていき、反対に、価値があっても使用価値が無い商品は、値段が下がります。

 

終わりに

働き方の損益分岐点から、「マルクスの資本論」、「金持ち父さん」における給料、価値などの考え方について書きました。

 

資本主義の構造とか、どうやって働くのがベストなのかなどのヒントが書かれているので、おススメします。

 

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