こんにちは、kirohi(@huslc2es)です。
最近イギリス英語にハマってます。
イギリス英語って僕たちが習ってきたアメリカ英語ではあまり使われない特有のフレーズが多くあるんですよね。
この記事では、そんなイギリス英語のフレーズを17個厳選して紹介します。
目次
🇬🇧イギリス英語で使われるフレーズ17選
lovely
lovelyは「素敵だね」「良いね」「美しい」といった意味です。
ですが、これらに限らず肯定的な形容詞は全て「lovely」でまかなえるほど汎用的なフレーズです。食事のおいしさ、天気の良さなど色々なものをポジティブに表現できるので、イギリスでぜひとも使いたいですね。
例: Thank you for such a lovely evening.
訳: とても素敵な夜をありがとう
例: We had a lovely Christmas.
訳: 良いクリスマスだったね
fancy
fancyはイギリス英語特有で「欲しい」「(異性を)気に入る」などの意味があります。
一般的にはfancyには「空想(名詞)」「思いつき(名詞)」「派手な(形容詞)」「空想する(動詞)」などの意味がありますが、イギリスでは比較的動詞として使われることが多いです。
例: Do you fancy a drink this evening?
訳: 今晩、一杯飲み行く?
例: I thought he fancied me, but I’d completely misread the signals.
訳: 彼、私のこと気になってたと思ったんだけど、その合図完全に見誤ってたわ
rubbish
rubbishは「ゴミ」を意味します。
アメリカ 英語ではゴミといえば「garbage」や「trash」ですが、イギリス英語では「rubbish」です。
単純に名詞として「ゴミ」を表す意味の他に、形容詞として使われることが多々あります。「ばかばかしい」「くだらない」「下手くそ」などのネガティブな意味になるんですね。
例: The film was rubbish.
訳: その映画全然ダメだったわ
※似たような発音で「lavish」という単語がありまして、こちらは困ったことに「気前のいい」という意味になります
reckon
reckonは「考える」という意味です。
thinkと同じ意味です。イギリスやオーストラリアでよく使われます。reckonは意味的に使いやすい単語なので、今日から使えますね。
例: Can you fix my car today? —- I reckon not.
訳: 今日俺の車直せる? — 無理っぽいわ
banter
banterは「冷やかし」「冗談の言い合い」などの意味があり、動詞や名詞として使えます。
イギリスでの冗談を言い合う文化を表す単語です。悪い意味で使われることではなく、ただ笑顔のために使われます。
例: It’s just light banter.
軽い冗談だよ
参考: British Slang | “Banter” Explained — YouTube
knackered
knackeredは「疲弊して」という意味で使われます。exahstedという単語と同じ意味ですね。
knackerは動詞で「殺す」「去勢する」という意味になります。名詞で調べてみると「廃馬処理業者」などと出てくるはずです。老いた馬が疲弊して働けなくなると、もう使えないので殺すことから由来しています。informalな言葉なので、使う場所はわきまえたほうが良さそうですね。
例: They’re knackered.
訳: 彼ら、めちゃくちゃ疲れてるね
skint
skintは「お金がない」という意味で使われます。一文無しに近い、お金がない状態を表します。
例: Do you want to go to the cinema tonight? — I can’t, I’m absolutely skint.
訳: 今晩映画見にいかない?— 無理やわ, マジで金無い
quids in
quids inは「運がいい」「儲け物である」という意味を表します。
quidとはイギリス通貨であるポンドを表すスラングです。なので、突然お金が儲かるという意味ですね。ちょっと使いどころが難しい。
例: If this deal goes ahead, we’ll be quids in.
訳: この取引進んだら、結構金入るね
pants
pantsはイギリス英語だと「男性用の下着」を意味します。
またそこから派生して、スラングで「大したことない」「つまらない」などの意味として使われています。
好きじゃないことを表現するのに良い言い方ですね。ちなみにアメリカ 英語ではpantsの意味は「ズボン」です。
例: This music is pants.
訳: この音楽つまんないね
over the moon
over the moon は「めちゃくちゃハッピー」という意味です。
例: I was over the moon when I found this article.
訳: この記事見つけた時、マジ最高だった
drives (somebody) round the bend
drives somebody round the bend は、誰かを「イライラさせる」「飽きさせる」「気を狂わせる」といった意味になります。
例: Staying at home all day was driving her around the bend.
訳: 1日中家にいることは、彼女をひどく苛立たせた
under the weather
under the weather は「具合がよくない」「二日酔いで」という意味を表します。
由来は結構面白くて、英辞郎には「船に乗っていたら急に悪天候になった ⇒ 海が荒れる ⇒ 船が揺れる ⇒ 船酔いして気分が悪くなる」とあります。
例: I’m feeling a bit under the weather today.
訳: 今日あんま体調良く無いわ
get a grip
get a gripは「しっかりする」「気持ちを入れ替える」といった意味になります。
「感情をコントロールする」がコアのイメージですね。
例: I think he should get a grip on himself.
訳: 彼、もうちょい自立するべきだと思うわ
take the piss
take the pissは「(誰か)について冗談を言う」という意味です。
これもまたbanterと絡んできて、イギリスの文化を表すフレーズですね。
例: We used to take the piss out of the guy when we were staff of the McDonald’s.
訳: 俺らがマックの店員だった頃、結構そいつの冗談言ってたよな
give you a bunch of fives
give you a bunch of fivesは「顔面にパンチする」という意味です。
これはなかなか使う表現が無さそう(?)
例: If you say that again, I’ll give you a bunch of fives.
訳: てめぇもう一回同じこと言ったら、顔面ブチ殴ってやるからよォ
spend a penny
spend a pennyは「トイレに行ってくる」という意味です。
婉曲的な表現ですね。直訳だと「1ペンスを使う」という意味。
これはとても古いイディオムです。イギリスの昔の公衆トイレのドアにはお金を入れる機械が付いていたそうです。つまり、外でトイレに行きたくなった時には、トイレのドアについているその機械に1ペンスを入れる必要がありました。
イギリス人は婉曲的な表現を好むそうで、身に付けると近づけるかもしれません。
例: Wait a minute, I need to spend a penny.
訳: ちょい待ち、トイレ行きたい
mint
mintは「完璧」「イケてる」「素晴らしい」といった意味ですね。イギリス北部で使われます。
mintはあの「ミント」に加えて「造幣局」という意味来ていますが、ここで紹介した意味になった理由は不明です。関連して、make a mint で「大金持ちになる」という表現もあります。
例: Their new album is mint.
訳: 彼らの新しいアルバム、マジイケてるぜ
例: It made me a mint out of creating the app. — That’s mint totally.
訳: そのアプリ作って大儲けしたんだよね。 — そりゃスゲェわ
終わりに
17のイギリス英語で使われるフレーズを見てきました。
- lovely
- fancy
- rubbish
- reckon
- banter
- knackered
- skint
- quids in
- pants
- over the moon
- drives (somebody) round the bend
- under the weather
- get a grip
- take the piss
- give you a bunch of fives
- spend a penny
- mint
イギリスに行く機会にはぜひ使ってみてください。
またこういったフレーズを実際に使えるようにするために、僕はオンライン英会話を使ってます。
使える英語を身に付けるのはやはり実践が一番です。
https://kirohi.com/5reasons_dmm_eikaiwa